財務省の決裁文書の「書き換えはされていた」のGIFアニメ
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学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐり財務省が決裁文書の書き換えを認めた。
野党側は「誰が、いつ、なぜ書き換えたか分からない」、と言っているがそうではない。
問題なのは、「だれが何のために書き換えさせたのか」である。
財務省や近畿財務局の誰かが、自ら進んで書き換えをするだろうか。
しないだろう。
土地を破格の値段で売却して得する人は、財務省や近畿財務局にはいないに違いない。
公務員は公務員である。彼らにはできないだろう。
では誰がそれをさせたのか。それは政治家か高級官僚だ。政治家と高美優官僚は紙一重だ。
彼ら未満の公務員には、それをおこなう権限も動機もない。
麻生財務大臣は「悪いのは当時財務省理財局長だった佐川だ。俺(麻生)は悪くない」と言い放った(注:「俺は悪くない」とは言ってないが、自身の責任は否定し、辞任しない意向を示したのは「俺は悪くない」と言っているに等しい)。
諸悪の根源に任命され、「トカゲの尻尾切り」よろしくスパっと切り捨てられた佐川元事務次官の心境やいかに。
値引きをしたことにより佐川氏に巨額の金が転がり込んでくることは考えにくい。
佐川氏に書き換えをさせた「主犯」がほかにいるはずだ。
(注:ここで「忖度(そんたく)」という考え方が登場する。安倍首相夫人やその他決裁文書から名前を『消された』ひとたちは、『ここに名前が残っていては後々問題になる』と思われるので自主的に消した、というものだ。問題になる、ならないは誰が判断したのか。まさか自分ではあるまい。「忖度」はむしろ、「安くしてあげてね」と漠然と言った誰かの言葉に配慮して『安くした』方を指すのではないかとわたしは考えている)
佐川元事務次官には、籠池さんのように真実(籠池さんの場合は真実と言えるかどうかまでは不明だが)を雄弁に語ってもらいたい。
しかし、幼い時にお父さんをなくし、お兄さんに学費を負担してもらい東大に入り、国家上級に受かって大蔵省入りして最後は事務次官にまで上り詰めた佐川宣寿さん。自身のキャリアの最後がこれでは悲しすぎる。
是非真相を語っていただき、彼をここまで陥れた人物の正体を暴いていただきたい。