日航機墜落事故から38年~坂本九さんのイラストと墜落の真相

「ここにいた人たちは、もう疲れることもできない」520人が犠牲になった日航機墜落事故 38年前の夏、20代だった記者は「御巣鷹」の急斜面を歩き続けた

昨日、事故から38年を迎えた日航機墜落事故。

事故調査委員会によると事故の原因は、その数年前に起きた「尻もち事故」の、ボーイング社による修理が不十分で、羽田を飛び立った直後に機体後部の圧力隔壁が破損し、それが原因で垂直尾翼が脱落し操縦不能になったというもの。

当時わたしは、8月12日の夜(事故当日)に「米軍のヘリが墜落現場に到着」という臨時ニュースと、「事故現場で自衛隊員が射殺された模様」というニューステロップを見た記憶がある。

自分では確かだと思っているのだが、なにぶん38年前の記憶なので確実か?と問われれば、「う~ん」と言わざるを得ない。

だが、なぜこんなことを覚えているのかというと、「ああ、米軍ヘリが到着したのなら、他の救助隊が到着するのも時間の問題だ。今夜は夜通しこのニュースを見ることになるな」と思ったからだ。

それと、「事故現場で自衛隊員が射殺された模様」というのは、そのシチュエーションのあまりの異常性に強く興味を持ったからだ。そのニュースの続報を待ったがその後その件に触れられることはなかった。

わたしは一晩中テレビに張り付いていたわけではないので、それぞれのニュースが「誤報だった」と訂正された可能性は否めない(実際、誤報だったと訂正されたらしい)のだが、救助隊が翌日にならないと到着しなかったこと、自衛隊員射殺の第一報が、その後何も報道されなかったこと(自衛隊射殺の件も誤報だったとアナウンサーが詫びたという記録は残っている)にえらく違和感を覚えていたことだけは紛れもない事実である。

以上、わたしの長年思い続けている疑問は「どうして救助隊が到着したのは翌朝になったのか」ということと「自衛隊員射殺報道の真相」である。

しかしこれ以外に、「そもそもなぜ日航機は墜落したのか」というのがある。

わたしは日航機墜落事故の原因は圧力隔壁の破損によるものであると長年信じ込まされてきたのだったが、もしそうでないのであれば、その真相が知りたい。

その後、長年にわたり墜落事故の真相を調べ続けて、「圧力隔壁の崩壊が垂直尾翼を破損させた説」のほかに、「自衛隊の訓練用標的ロケットが誤って垂直尾翼に当たってしまった説」があることを知った。

これは青山透子さんという元日本航空のCA(キャビンアテンダント)だった人で、日航機墜落事故の事故原因に疑問を持ち、ノンフィクションライターとなり本件を追求し続けている人の説でもある。

もしも青山さんらの説が正しいとすると、1985年当時「防衛費1%」を巡る攻防が繰り広げられていた中で「旅客機を墜落させた自衛隊なんか潰してしまえ」といった方向に世論が傾くことは必至であった。

自衛隊をなくすことは国益にあらず、というわけで日本航空、事故調査委員会、マスコミなど真相を知ってしまった人々にかん口令を敷くということは想像に難くない。

中曽根さん(当時の首相)も藤波さん(当時の官房長官)もすでに亡くなっているので、おそらく本件に万が一、裏があったとしても、それが日の目を見ることは相当難しいはずだ。

真相解明の結論はどうあれ、この二つの説がある、ということを知っただけで今のわたしには十分だ、と思った。

それと同時に、事件の真相は日本政府が存在する限り明かされることはあるまい、とも思う。

そして垂直尾翼を過失で破壊してしまった海上自衛隊あさぎりの乗組員、御巣鷹上空でJAL123便を撃墜したファントムのパイロットや生存者を亡き者にした特殊部隊の隊員たち、撃墜の痕跡を消すために奔走した日本航空の一部の社員たち、またそれらすべての関係者も死ぬまでの間に「真相は闇の中のままでいいのか?」と自責の念に駆られ続けるはずだ。「俺は人としてこれでいいのか?」と。

話は戻るが、「事故現場で自衛隊員が射殺された模様」の裏にはけが人を救助するどころか殺せ、と命令された自衛隊員がそれを拒み、撃ち合いになったと想像できる。もし、人の道を全うしようとして射殺された自衛隊員がいたのならば、その人たちに敬意を表したい。

悲しいことだが、日航機墜落事故は「実は事故でなく520人もの人たちを殺害した殺人事件だった」ことは、仮にこれが事実であったとしても、永久に認められることはあるまい。

ちなみに圧力隔壁原因説ではないものについて書かれた別の本もある。家族や親せきの多くをこの事故で亡くした小田周二さんという方が書いた「520人の命乞い」という本だ。これでも「自衛隊犯人説」が説かれている。

⇒青山透子さんの公式サイトはこちら



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