総裁選2018~究極の消化試合~「どっからでもかかってこいやーっ」LINEスタンプ(非公式)

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国会議員票の約7割と地方票の3分の2を確保したと言われるチャンピオン・安倍晋三さんはもはや盤石の態勢だ。まさに「石破っ、かかってこいやーっ」な勢いである。

過去、こういった現職と新人の戦いになった総裁選は過去11回しかなく、10勝1敗で現職の勝ちだった。

現職が負けた、その唯一の1回も、まだご存命だった闇将軍・田中角栄さんが推した大平さんが福田赳夫総理大臣に勝利したものだ。今では信じられないが、田中角栄さんが「大平だ」と言えばその通りになる時代だったのである。

「大平を勝たせろっ」

一方、「現職に挑んだ総裁選」でもっとも象徴的だったのは、再選を期した小渕恵三氏が加藤紘一氏らを下した平成11年の選挙だ。

元プリンス、YKKの一角、加藤紘一さん

当時「YKKの一角、将来の首相候補、サラブレッド」と呼ばれた加藤氏は、小渕氏の不出馬要請を無視し、「さわやかな政策討論」を仕掛けた。しかしこれで小渕氏を本気で怒らせた(いまの安倍さんと同じだ)。

総裁選の投開票を終えた2人は笑顔で握手を交わしたが小渕氏は後に電話で加藤氏に「あんたは俺の忠告を無視して戦いに挑んだんだからなっ」という趣旨のことを言い放ち、加藤氏および側近議員を徹底的に干したのだった。

その後加藤氏は翌12年、野党が提出した失言帝王・森喜朗内閣不信任決議案に同調しようとしたいわゆる「加藤の乱」を起こしたが失敗し、完全に失脚したのだった。

麻生太郎さんを上回る政界の失言王・森喜朗元首相

そして現在。

ロシアW杯に挑む直前のサッカー日本代表よりも圧倒的に不利な状況の石破さんはどういう勝算があって戦いに挑むのだろうか。

将来の首相候補、小泉進次郎くんが支持してくれる、と言う読みなのだろうか。

ちなみに進次郎くんは総裁選の期間中、インド行きが決まっている。「負け馬には乗れない」のだろう。全体を考えた場合、わたしもそのほうがいいと思う。ここで石破さんと心中、というのはもったいなさ過ぎる。

君子、危うきに近寄らず

わたしは石破さんが好きだ。実直なところが好きだ。軍事オタクなのは珠に傷だが、おそらく人として信用できる人に違いない。

だが、「総理候補としてはどうか」となると話が違ってくる。

安倍さんの「日本をこうしたい」は明確だ。「嘘八百で国民を騙してでも国民に『俺たちはできるんだ、成長しているんだ』と思わせてGDPを向上させる」である。

安倍さんは手段は問わない。成長の過程で語られる嘘八百は「嘘もつき続ければ真実になる」と思っているに違いない。東京オリンピック誘致にあたり「福島原発は完全にアンダーコントロール!」と言い切った時には腰が抜けた。皆さんもはや忘れているかもしれないが、あの嘘は森友問題や加計問題の比ではない。全世界に嘘をついた。

そう、安倍さんは肝っ玉が据わっているのだ。

「日本がよくなるためだったら、俺は悪魔にでも魂を売る!」と思っているのに違いない。

「国会議員票の約7割と地方票の3分の2を確保した」のはそういった安倍さんに対する支持なのかもしれない。

繰り返すが、わたしは石破さんは好きだ。しかし、小渕さんに挑んだ加藤紘一さんがダブって見える。

勝負は見えている。進次郎くんは決して石破さんを支持しまい。

石破さんはなぜ戦いを挑むのだろう?

もはやこれは「男のロマン」以外に説明のしようがない。石破さんは「キャプテン・ハーロック」なのだ!

キャプテン・ハーロック・石破

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