台風25号の被害まとめ|千葉・神奈川で甚大な被害、記録的大雨と交通への影響~「ニュースですっ!」な女子アナさんのLINEスタンプ

LINEアニメスタンプ

台風25号の被害まとめ|千葉・神奈川で甚大な被害、記録的大雨と交通への影響

2026年9月21日に関東地方へ接近した台風25号は、関東各地に記録的な大雨をもたらした。

台風25号は日本の東へ遠ざかったものの、千葉県や神奈川県を中心に、浸水、冠水、土砂災害、河川の増水、道路被害などが相次いだ。

9月22日現在、千葉県と神奈川県では死者7人、行方不明者5人が確認されている。さらに住宅被害や道路被害、交通機関への影響も広がっており、台風が去った後も警戒が必要な状況である。

ここでは、現時点で判明している台風25号の被害状況、記録的大雨、千葉県・神奈川県の被害、交通への影響、今後注意すべき二次災害について整理する。

台風25号はなぜ大きな被害をもたらしたのか

台風25号による被害を考えるうえで重要なのが、単純な「風の強さ」だけではない。

今回、関東地方で特に深刻だったのは、台風周辺の非常に湿った空気によって雨雲が発達し、短時間に大量の雨が降ったことである。

9月21日には伊豆諸島から関東にかけて活発な雨雲がかかり続けた。

伊豆大島では24時間降水量が686.5mmに達し、9月として観測史上1位を大幅に更新した。

さらに千葉県佐倉市では322.0mm、船橋市では345.5mm、東京都江戸川臨海では282.5mmを観測し、それぞれ観測史上最大となった。

つまり今回の台風25号は、「猛烈な風による台風被害」というよりも、記録的な大雨による水害と土砂災害が中心となった台風だったといえる。


台風25号による人的被害

9月22日夜までに確認された被害では、千葉県と神奈川県を合わせて7人が死亡、5人が行方不明となっている。

千葉県では土砂崩れなどによって複数の死者が確認されており、神奈川県でも横須賀市や三浦市などで土砂災害に伴う人的被害が発生した。

テレビ朝日によると、千葉県では袖ケ浦市、鴨川市、山武市、茂原市などで死者が確認され、千葉県内の死者は5人、行方不明者は2人となった。

神奈川県では死者2人、行方不明者3人となっている。

ただし、これは9月22日時点で確認された速報値である。

台風による災害では、土砂や浸水によって建物内部などの確認が遅れるケースもあるため、今後、被害人数が変わる可能性がある。


千葉県で深刻な被害

今回の台風25号で特に大きな被害を受けた地域の一つが千葉県である。

千葉県では大雨によって広範囲で道路冠水や住宅浸水、土砂災害が発生した。

佐倉市では大規模な冠水が発生し、住宅や道路などに被害が広がった。

24時間雨量は佐倉市で322.0mmを記録。これは同地点の観測史上最大である。

さらに船橋市では345.5mmを記録し、こちらも観測史上最大となった。

千葉県内では床上・床下浸水の被害も確認され、9月22日時点で427軒に達していると報じられている。

千葉県では災害救助法を適用

被害の深刻さを受け、千葉県は9月20日付で災害救助法を適用した。

対象となったのは銚子市、木更津市、成田市、旭市、勝浦市、鴨川市、君津市、富津市、袖ケ浦市、南房総市、いすみ市など、県内24市町村である。

特に注目されるのは、これらの地域の一部が2026年8月の千葉豪雨でも災害救助法の適用対象となっていたことである。

つまり、復旧途上にあった地域が再び大雨による被害を受けた形であり、住民や自治体にとって非常に厳しい状況となった。


神奈川県でも土砂災害が多発

神奈川県では横須賀市や三浦市などで土砂災害が発生した。

特に横須賀市では大きな被害が確認されている。

市の発表によると、9月22日午前6時時点で、

  • 死亡1人
  • 行方不明2人
  • 土砂災害87件
  • 住家被害27件
  • 道路・橋梁被害77件
  • 非住家被害5件
  • ライフライン被害2件
  • 河川・ため池などの水害6件

が確認されている。

被害件数は合計234件に達している。

また、20日からの連続雨量は横須賀市野比出張所で451.5mmに達した。

大雨によって地盤が緩んだことで、崖崩れや土砂流入の危険性が高まったのである。


横須賀市では全市域に避難指示

横須賀市では9月21日午前から土砂災害への警戒が強まり、避難情報が段階的に発令された。

最終的には市内全域に避難指示が発令され、対象は最大で16万4244世帯、36万1116人に達した。

ピーク時には20カ所の避難所に75世帯126人が避難した。

台風が接近している段階で自治体が大規模な避難情報を出したことからも、今回の大雨が非常に危険な状況をもたらしていたことが分かる。


東京でも記録的大雨

被害の中心は千葉県と神奈川県だったが、東京都でも大雨となった。

江戸川臨海では24時間雨量が282.5mmとなり、観測史上最大を記録した。

東京都心周辺でも道路冠水や交通への影響が発生し、皇居周辺などでも大雨による冠水が報告された。

東京の場合、都市部特有の問題として、短時間に大量の雨が降ると下水や排水施設の処理能力を超え、道路や地下空間などが急速に冠水する危険性がある。

そのため、台風の中心が東京から離れた後も、大雨の余波には注意が必要である。


鉄道への影響も広範囲に

台風25号は交通機関にも大きな影響を与えた。

9月22日も千葉県内ではJR東日本の一部路線で運転見合わせが続いた。

内房線や久留里線では全線で終日運転を取りやめる予定となったほか、東金線や鹿島線などでも運転への影響が発生した。

また、成田エクスプレスも9月22日は終日運休となり、総武本線、成田線、内房線などの一部区間でも運転見合わせが続いた。

これは単純な強風だけではなく、線路周辺の冠水、土砂災害、倒木、道路寸断など、複合的な要因によるものと考えられる。


航空便にも影響

台風接近前から航空便にも影響が出た。

9月21日には羽田空港を発着する便を中心に欠航が発生し、日本航空135便、全日空140便が欠航する見込みとなり、約4万2000人に影響すると報じられた。

台風では飛行機そのものが飛べるかどうかだけでなく、

  • 空港周辺の強風
  • 滑走路の安全確保
  • 到着地の天候
  • 乗員・機材の運用
  • 空港への鉄道・道路アクセス

などが連鎖的に影響する。

そのため、台風通過後も航空便がすぐ通常ダイヤに戻るとは限らない。


高速道路にも被害

道路交通にも大きな影響が出た。

千葉県内では圏央道や千葉東金道路などの一部区間で通行止めが発生。

さらに館山道では土砂流入による通行止めも発生した。

台風による道路被害で特に注意したいのが、「雨が止んだから道路も安全」とは限らないことである。

土砂崩れや路肩崩壊、冠水、倒木などは、雨が弱くなった後に発見されることもある。

国土交通省も台風25号による被害状況や道路規制状況を継続して公表している。


停電などライフラインにも影響

神奈川県横須賀市では9月21日午後6時39分ごろ、最大2640軒の停電が発生した。

道路被害や土砂災害と停電が同時に発生すると、復旧作業そのものが難しくなる。

さらに道路が寸断されれば、電力設備の点検や修理に向かうことも難しくなる。

台風災害では、住宅そのものの被害だけでなく、電気、通信、上下水道、道路などの社会インフラが連鎖的に影響を受ける点にも注意が必要である。


台風が去った後こそ注意が必要

9月22日現在、台風25号は日本の東へ遠ざかっている。

しかし、これで災害が完全に終わったわけではない。

大量の雨が降った地域では地盤が緩んでおり、雨が止んだ後でも土砂災害が発生する可能性がある。

また、上流で降った雨が河川へ流れ込むことで、時間差で水位が上昇する場合もある。

ウェザーニュースも、関東地方では大雨後の地盤が極めて緩んでおり、土砂災害への警戒が必要としている。

特に、

  • 崖や急斜面
  • 増水した河川
  • 用水路
  • 冠水した道路
  • 土砂が流れ込んだ道路
  • 水につかった住宅
  • 水没した車

などには近づかないことが重要である。


復旧作業にも危険が潜んでいる

水が引いた地域では、これから本格的な復旧作業が始まる。

しかし、水害後の住宅では漏電や感電、通電火災などの危険がある。

また、水につかった家電製品を不用意に使用したり、水没した車のエンジンをかけたりすることも危険である。

日本気象協会も、水害後の片付けでは写真による被害記録、マスクや手袋の着用、水につかった家電への注意などを呼びかけている。

さらに9月下旬とはいえ、日中は気温が上昇する可能性がある。

長時間の復旧作業では熱中症にも注意が必要である。


台風25号の被害をまとめる

2026年9月22日時点で確認されている台風25号の主な被害を整理すると、次のようになる。

項目 現時点で確認されている状況
人的被害 千葉・神奈川で死者7人、行方不明5人
大雨 伊豆大島で24時間686.5mm
千葉県 佐倉322.0mm、船橋345.5mmなど記録的大雨
浸水 千葉県で床上・床下浸水427軒
土砂災害 千葉・神奈川などで多数発生
道路被害 冠水、土砂流入、通行止めなど
鉄道 千葉県内を中心に運休・運転見合わせ
航空 羽田発着便を中心に多数の欠航
停電 横須賀市で最大2640軒
避難 横須賀市で最大36万人超が避難指示対象
支援 千葉県24市町村に災害救助法を適用

なお、これらは9月22日時点の速報であり、今後の調査によって被害件数や人的被害の数字は変わる可能性がある。


台風25号が残した教訓

今回の台風25号で改めて浮き彫りになったのは、台風災害=暴風災害ではないということである。

台風そのものが遠ざかっても、そこに大量の雨が残れば、河川氾濫、道路冠水、土砂災害、住宅浸水という形で被害が拡大する。

特に今回の関東地方では、短時間に記録的な雨が降ったことで、都市部と山間部の双方で異なるタイプの水害が発生した。

さらに千葉県では8月の豪雨被害から間もない地域が再び被災している。

一度災害を経験した地域ほど、次の大雨に対する備えを強化する必要がある。

そして住民側も、「雨が止んだ」「台風が遠ざかった」という理由だけで安全だと判断しないことが重要である。

まとめ

台風25号は2026年9月21日に関東地方へ接近し、千葉県、神奈川県、東京都などに記録的な大雨をもたらした。

特に千葉県では佐倉市や船橋市などで記録的な24時間雨量を観測し、浸水や土砂災害が相次いだ。

神奈川県でも横須賀市などで土砂災害が多発し、人的被害や住宅・道路被害が発生した。

9月22日現在、千葉県と神奈川県では7人の死亡と5人の行方不明が確認されている。

一方、台風25号は日本の東へ遠ざかっているものの、被災地では土砂災害や河川増水、道路の通行規制などが続いている。

今後は被害の全容把握と復旧が大きな課題となる。

台風25号の被害は、台風が過ぎ去った後にも災害リスクが残ることを改めて示した。特に記録的な大雨となった地域では、復旧を急ぐと同時に、二次災害を防ぐための慎重な対応が求められるのである。

※本記事の被害状況は2026年9月22日時点の情報に基づく。災害関連の数字や交通状況は更新される可能性があるため、実際の行動に際しては自治体、気象庁、国土交通省、各交通機関の最新情報を確認する必要がある。

150x150px