長渕剛さんのイラスト
TSUYOSHI NAGABUCHI
シンガー・ソング・ライター。
男の、男による、男のための歌を歌う。
歌だけでなく、身体(筋肉)やファッションやしゃべり方などトータル的に「男」を前面に押し出している。
しかしながら意外にも女性ファンも多いという。
わたしは、友人の結婚式で「乾杯」をうたったことがある、カラオケで「とんぼ」をうたったことがある、その程度である。
にわか長渕ファン、以下である。
長渕さんのファン層は矢沢さんのそれに近いものがあるのではないかと考えている。
一種独特な世界観を持ったファンたちに支えられている、という点だ。
これはジャニーズのファンの方々とは決定的に異なる。
どちらがいいとか悪いとか、そういう話ではない。
客観的に見てそうなだけなのだ。
歌だけでなくトータル的な何か、「生き方」のようなものに魅せられたひとたちである。
歌だけではない何か。付加価値としてはかなり高い。あれもこれも、なのだ。
なにがそんなに彼らを惹きつけているのか、わたしにはあまりよくわからない。
矢沢さんや尾崎豊やビートルズやストーンズだってそうだ。
ひとは何に惹きつけられて何に熱狂するのか。
そんなことを考えながら数年前にこの画を描いたのだった。
最近では「ファンとは、なにかに共鳴しているのかもしれない」と思うようになった。
ここまでくるともう、言葉では言い表せない。