バラク・オバマさんのイラスト

大統領に就任したころのオバマさん

実績を度外視すればこの人は大統領にふさわしい人であった。

哲学、風貌、立ち居振る舞いから演説に至るまですべてに人格者の風格があった。

後任のひとと比べるにつけ、その落差が際立つ。

バック。トゥ・ザ・フューチャーのビフ・タネンがスクリーンからそのまま飛び出してきたかのようなトランプ氏が前任者を見返すことができるとすれば、(経済的に)強いアメリカを取り戻すことだけだろう。

バック・トゥ・ザ・フューチャーのビフ・タネン

外見や立ち居振る舞い、それに乱暴な物言いだけに注目するとタネン大統領はかなり劣る。しかし忘れてはならない。タネン大統領誕生以前にオバマ大統領に対してもアメリカ国民は「No!」を突きつけていたのだ、ということを。

ヒラリーさんが負けたのはチームの戦略ミスもあったかもしれないが、「民主党No!」という流れがとてつもなく強かったものと考えられる。「あの政治が続けられたらたまらん」というわけだ。

そう、オバマ大統領は外見や立ち居振る舞いや物言いはとてもいいのだが、言行不一致だった、と言われている。また、反戦主義者ではあったが、戦わないための措置としての無人爆撃機による空爆をめったやたらと行ったことでも知られる。

ミサイルや無人機で殺傷した人数、標的ではない民間人をも殺めてしまった(誤爆)数は「ブッシュ、ボンバイエ(ブッシュ、奴(ウサマ・ビン・ラディンやサダム・フセイン)をやっつけろ)」のブッシュさんよりも多いといわれているのだ。この話を知った時はさすがに引いた。

オバマ大統領の無人爆撃機

外見や立ち居振る舞いや風格はもちろん大切だが、実行力というのもまた大切(どちらかというと実行力の方が大切だ。みな、何かをして欲しいから大統領選挙をするのだ)で、大統領というのはそういったことをトータルで考えなくてはならない。

今のところタネン大統領の支持率は予想以上に高い。株価もうなぎ登りだ。無茶苦茶だがやることは早いし、良くも悪くもぶれない。その点ではさすがトランプ帝国を築いた超優秀なビジネスパーソンではある。

だが自分の支持者以外には無差別的に喧嘩を売り、その人間性まで非難するといったやり方は、ゆくゆくは自分で自分の首を絞めることになるのだろう。作らなくてもいい敵を自分でわざわざ量産しているようなものだ。

タネン大統領は国ベースでも同じようは無差別口撃をおこなっている。ほんとうに、何がやりたいのかわからない。

一番の同盟国と思っていた英国にも嫌われる


ちなみに「自由の国・アメリカ」はもう既に過去のものとなってしまったかもしれない。その半面、自由の国だったからこそ物騒だったということも言えるのかもしれない。すべてが完璧な国など存在しない。

これからタネン大統領の真価が問われる。「人格者になる」カードは、実は最後までとってあるのかもしれない。だとすればとてつもない策士家ということになる。

オバマ前大統領の公式サイト>>

オバマ元大統領の輝かしいパフォーマンスの数々

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