自民党総裁選の大胆予測(4)と「ワシが救世主だったんじゃあっ!」な菅さんのLINEスタンプ
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「菅首相は自民党の救世主だった」総裁選が話題になるほど自民党の支持率が上がるという皮肉
もしガースーが最初からこの役を引き受けることが決まっていて、その役を演じ切った挙句、自民党の支持率が上がっているのであれば、すごすぎる戦略と言わざるを得ない。ま、そんなことはあり得ないとは思うが。
それにしてもこんな状態になっても負け犬の遠吠え程度のことしかできない野党の体たらくぶりはひどい。
「政策を発表している」とは言っているが、わたしたちに向けては何も降りてきていないし(これはマスコミの怠慢なのだろうが)、旧民主党ではそれら「政策」が皆、絵に描いた餅であった。
野党がそれを払しょくするには、「俺たちは今までとは違うぜ」ということを具体的な形で示さなくてはならない。
それが何なのかわたしにはわからない。
が、野党はいまだにちまちまと不平不満をつぶやいているだけだ。
これでは何がおこっても政権交代はあり得ないな、と心底思ってしまう今日この頃である。
腐りきった自民党に任せた方が幾分かマシだわ、とほとんど全ての有権者が考えるはずだ。
話は変わるが、自民党総裁選のごたごたは見ていて面白い。
岸田は「森友問題は再調査の必要なし」としてシンゾーの舎弟であることを公言したが、昨日出馬を表明した高市は元々シンゾーの舎弟であり「サナエノミクス」などと言って「アベノミクス」の継承を宣言した。
アベノミクスは成功だったか失敗だったかと言えば、わたしのような一般市民からしてみれば明らかに失敗で「株式と実体経済の乖離を決定的なものとした」ものとしてはたいへん罪深い。
実体経済を無視して日経平均株価だけをあげたアベノミクスは小渕首相の2000円札よりも役に立たなかった(2000円札の酷さは筆舌に尽くしがたい。現在使われていないということは全く必要なかったと同義なので、これ以上の税金の無駄遣いは見つからない。cocoaクラスであることは言うまでもない)。
一方、「河野人気が高い」ことを麻生が現実問題として認識したら、河野に「石破とさえ組まなければ麻生派上げて応援してやってもいいよ」と言うのはほぼ確実で、テレ朝・後藤さんの言う「薩長同盟(河野・石破同盟)」は恐らく実現すまい。
日本に新たな維新は来ないことがこれで確定した。
となると、今度は石破が総裁選に名乗りを上げる可能性もあるが、それも二階の判断次第だ。
石破派だけでは総裁選に立候補すらできないからだ。
そんなやつに協力するはずもないので結局石破は今回も負け犬で終わることが確定した。
薩長同盟を阻止され、勢力をそがれた河野がレースから脱落するのも時間の問題だ。
そのうちワクチン接種の新たな問題(問題でもないんだろうが)が発覚しイメージダウンしレースから脱落する。
となると、岸田と高市の一騎打ちと言う構図になる。野田は旦那が元反社なので総裁選に出場すらできまい。
で、岸田と高市だが、これは岸田の圧勝に終わる。
細田派の中で高市を支持するのはシンゾー一人で、あとは「なんであんな女(自分から細田派を出ていった奴)を支持しないとならんねん」というのが一般的な見方であり、サナエノミクスだろうがタカイチノミクスだろうがネオアベノミクスだろうがそのフレーズが庶民に浸透する間もなく消えていくだろう。
かくして、二階に刃を向けた岸田が今月末にあらたな総理となることが確定した。それと同時に二階も政界を去ることになるのだろう。遅きに失した感はあるが。
岸田さんは欧米のメディに「カリスマ性ゼロ」と酷評されてはいるが、そんな声に負けず、総理になったからには頑張ってもらいたい。ダニエル・クレイグだって、ボンドになる前は「こんな奴はボンドじゃねぇ、カリスマ性がねぇっ!」などと酷評されていたのだ。
明治維新というよりは戦国時代に逆行しているかのような日本の政治である。
日本は実のところ、信長・秀吉の時代からさほど進歩していなのかもしれない。
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