スペースシャトル発進!

2017/09/05

NASA, アメリカ航空宇宙局, アルマゲドン, ディープインパクト(馬ではない)

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↑離陸直後の遠景。

全長約37m、ジャンボジェットよりも三回りほど小さい機体に過剰なほど大きなジェットエンジン噴出口をもつ「夢の宇宙往復便」として1981年に登場したスペースシャトル。

スペースシャトルはNASA、アメリカ航空宇宙局が開発・運用していた再利用可能な宇宙船です。「していた」とありますが、これは「シャトル計画はとっくに終了」していることを指します。2011年、アトランティス号の飛行を最後に計画は取りやめとなりました。

結論から言うと、船体部分(オービタというそうです)以外の消耗品部分、例えば発射時に使用するロケット部分や巨大な燃料タンク部分などは全て使い捨てであり、またオービタ部分のメンテナンスにもひどくお金がかかりました。それは「通常の使い捨てロケットを使用して宇宙に行くよりもコストがかかった」ほどだったそうです。

要は、「再利用可能」=「経済的」がコンセプトでやっていたのが、実はそうではなかったことがやめになるきっかけだったようです。「当初の見積もりが甘かった」と指摘されました。まるで「2020年の東京オリンピック」のような話です。

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↑成層圏を抜ける手前。

ただ、スペースシャトルは人類初の計画でした。人類はアポロやスプートニクなどの使い捨てロケットでしか宇宙に行ったことがない。大気圏再突入で耐えられる機体がどれだけお金をかけたらできるのか、わからなかったといって「甘すぎる見積もり」というのは、ちと可哀想な気がします。

それに対して「2020年東京オリンピック」は陸上に作り慣れた建物を建てるだけなのに、当初見積もり予算よりも3倍、4倍増の費用が掛かる、と言われました。これは酷すぎると思います。国立競技場を建てるのが「人類初」というのならわかりますが、ああいったスタジアムはけっこうたくさん建っています。

実用化されたスペースシャトルは全部で5機。コロンビア、チャレンジャー、ディスカバリー、アトランティス、エンデバーですが、そのうちチャレンジャーは発射時に、コロンビアは大気圏再突入時に爆発し、乗組員全員が犠牲となりました。

そう、発射時と大気圏再突入時にシャトルは1600℃以上もの高温になるのです。それでも、オービターを覆う耐熱タイルがちゃんとついていれば問題ないのですが、それが何かのきっかけ(離陸時に氷の破片が当たるとか)で一部でも損傷していたとすると、それでもう、アウトです。

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↑大気圏を突破する直前。

その影響もあって、メンテナンスにさらに時間とお金をかけることになり、「経済的である」という側面はほとんどなくなっていました。さらには飛行前点検により不具合が見つかり「発射延期」なんてことが頻繁に起きていました。「天気が悪いから今日はやめ」なんてことも。

「金がかかりすぎるからやめるわ」というのは何もこれが初めてではありません。超音速旅客機の「コンコルド」も実際はそんな感じでした。

しかし、スペースシャトルがやめになったおかげで一抹の不安が。地球に向かってくる隕石に穴をあけて核爆弾を仕掛けるとか、そういったことができなくなってしまったのです(ハリウッド映画「アルマゲドン」や「ディープインパクト」など)。

今後人類はどうやって地球を守っていくのか、しっかりと見守っていきたいと思います。「2020年東京オリンピック」にいくらお金がかかるのか、についても同様に見守っていきたいと思います。



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